ブックタイトル一般財団法人 なら建築住宅センター 40th ANNIVERSARY 1975-2015
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一般財団法人 なら建築住宅センター 40th ANNIVERSARY 1975-2015
Interview対談40周年記念特別対談ることなのか。そこに価値があるかどうかということを見極めないと、技術の押し付けになってしまいます。有吉我々住宅メーカーは利便性、快適性について、ITでどこまでできるのかということは検証しておかないといけません。けれども、提案するときに、何を中心に考えるのかと言えば、生活者です。住まい手のライフスタイルに、こちらで用意している技術をどう提案するかが大事なのであり、すべてをてんこ盛りにした商品が一番なのではありません。東ITの力を使って、「できないと思っていたことができる」可能性が出てくるのです。ただ、技術を前のめりに使わずに、本当に必要になったときに使うという個人の判断も、今後求められていだいたことを踏まえ、人々の生活の変化と住宅の関係性について、まず、設計の専門家である西濵さんにお聞かせいただければと思います。西濵昔は「この柱はおじいちゃんがこだわって、地元の大工さんに苦労しせて家をカスタマイズしていくといった価値観の醸成は、なかなか難しいのかもしれません。住宅単体ではなく?「まち」全体で?「住まう」を考えるくと考えています。選択する力が住まいて手に入れてもらって…」など、家に東先ほど空き家が多いというお話が手にも求められますね。西浦IT等の技術革新はこれからも進んで行きますが、単に最新技術を詰め込むということではなく、どういった技術をどのように住宅に採り入れていくか、ということについては熟考していく必要があるということですね。愛着を持って??家を育てていく思い入れがあったので、どうにかして残したいという気持ちがありました。現代は、簡単に建てられ、メンテナンスの必要もあまりないため、自分の家に愛着や思い入れを持ちにくいのです。だから経済的に余裕があれば、リフォームしないで建て替えしてしまう。石井住宅や地域に愛着を持っていただくことで、家を育てながら守り、資産価値を高めるというのは必要なことだありましたが、必要な人が必要なときに使えるようにする仕組みがあれば、そこに交流が生まれますし、用途を変え、場合によっては形を変えて、家が継がれていきます。住宅単体で考えるのではなく、町全体で住まうことを考えることも大切だと思います。有吉ITでつながるだけではなく、生活範囲でコミュニティを形成できるような有機的な町づくりを視野に入れた西浦最後に、これまでお話していたと思います。供給を、同時的にしていかないといけ西濵建築をこの世に生み出したからないと考えています。には責任があります。それを「古いバー西浦住宅単体の高性能化・高機能化ジョンだから潰してしまえ」ではなくて、バージョンアップし、悪いところは補って使い切る責任があると思っています。が熟成されていくにしたがって、古来の「人のつながり」がクローズアップされてきたということですね。住宅づく有吉物を買うような感覚で住宅を購りに求められる視点は、今後さらに多入し、アフターメンテナンスもメーカーにお任せという現代では、よほど意識が変わらないと、ライフスタイルに合わ様化していきそうです。大変広がりのある議論でした。皆さん本日はどうもありがとうございました。16 Nara building housing center