ブックタイトル一般財団法人 なら建築住宅センター 40th ANNIVERSARY 1975-2015
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一般財団法人 なら建築住宅センター 40th ANNIVERSARY 1975-2015
40周年記念特別対談畿央大学健康科学部人間環境デザイン学科東実千代積水ハウス株式会社石井正義有吉2025年には団塊の世代が後期高齢者に移行してきます。ある家族の時間の流れを単純に捉えてみると、結婚して住宅を購入し、子どもが生まれて育ち、やがてまた夫婦2人に…という一つのパターンが考えられます。しかし、今の若い世代にはルームシェアという概念が定着しつつありますし、所有しないで住み替える人が増えてくるすが、今住宅の数は足りています。空き家が問題になっている地方もあるくらいですから、新築よりもリフォームに重点が置かれるのではと思います。また、住宅は長く住むものですから、融通のきかない作り方をすると短命になってしまいます。したがって、これからの住宅はいろいろな家族に対応できるフレキシブルな造りであることが望ましいのかなと思性能ではなく、その人に合った性能が求められ、ニーズは多様化していきます。ルームシェアに関しても、非効率な一人暮らしではなく「いかに豊かに住むか」という意識の現れです。家族=血縁という考え方だけではなくなっている今、寛容性がありシンプルな住宅が求められるのではないのでしょうか。ともいわれています。生活者の「意識」います。長い時間軸でライフスタイルが西浦多様化するニーズやライフスタが変わってきていますよね。フレキシブルに、?シンプルに西濵日本全体に言えることだと思いま変化していくことを前提に造れば、欧米で定着している住み替えや中古住宅の活用が増えていくのではないでしょうか。東これまでは住宅に一定の性能を求めていましたが、これからは統一したイル、そしてライフステージの変化に合った住宅づくりには、長期の視点が必要になりそうですね。リフォームや住み替えなどで、住宅の造りを変化させることも考慮に入れながら、ある程度自Nara building housing center13